無い内定

流行り廃りが・・・

この記事の最初に、ワタクシは1回目の転職(A社→B社)でかなり苦労した、とお話しました。これをもうちょっとマジメに考えてみます。
ワタクシがA社でやっていた技術というのは、詳細は書きませんが一昔前(ワタクシが博士課程の学生の頃~A社に入社した頃)は割と花形?の内容でした。しかし1回目の転職活動をする頃にはすっかり廃れてしまっており、求人票をくまなく見ても、その分野での求人はほとんどありませんでした。
(ちなみに2回目の転職活動でも状況は同じでした)

中途で人を取る、ということは「そこまでしてでもその分野を拡大したい」という意思表示ですので、世間的に廃れてきた分野で中途採用の求人が出ることは基本的にありません。

そこで当時のワタクシは転職エージェントと話しあい、その廃れた分野での求人をあきらめ、なんとかA社での業務内容に近しいと思える「ちょっとだけ畑違い」の分野の求人に片っ端から応募しました。
でもやっぱりダメでした。書類選考の時点で「分野が違うので見送らせていただきます」のテンプレ回答のオンパレード。

職務経歴書や面接は、工夫次第で異分野にもそれなりに対応できるように作れます。しかしA社でワタクシがやっていた技術があまりに狭くマイナーな分野だったようで、テクニックでどうにかなるレベルではなく、厳格に採用基準を決めているであろう大手メーカーは全滅でした。
中途採用で求められるスキルの範囲の狭さを痛感いたしました。
(後述しますが、実はこの転職エージェントがダメだった説もあるのですがね)

救世主?

数十社落ち続けて半年ほど経ち、転職自体あきらめようと考えていたところにB社の求人票が届きました。B社の求人は冒頭でも述べたように「開発」ではなく「品質」のものでしたが、内容を見るとA社での経験がけっこう活かせそうな内容だったので応募しました。B社は、これまでの苦労がウソのようにあっさりと内定までこぎつけました。

ただワタクシの予想(求人票に書いてある内容)と異なり、結果的にはB社ではA社から見て「けっこう畑違い」の、求人票と違う内容の仕事に当てられました。
というわけで冒頭で述べた「疑うべき4項目」について考えましょう。

:その会社が明確な人材ビジョンを持っておらず、あるいは離職率が高すぎて人材をえり好みできる状況ではなく、能力や性格をよく検討もせず人を採っている。
:その会社が(本当はまともなのに)無名すぎる/辺鄙な土地にある/外資だ などの理由で応募が全然集まらず、実際の募集の条件を求人票の記載よりも緩めている。
:あなた本人の勉強(視野)不足で、一見すると畑違いのように見えて実は共通するスキルが多く、十分に即戦力としてやっていけると相手の会社が判断した。
:その会社であなたの職歴を検討したところ、応募した部署とは別の部署にふさわしい人材と判断したため、そちらの募集として採用/面接をした。

好意的に見ればと言いたいところなんだけど(入社時点では4だと思っていた)、その後B社で実際に働いた経験を総合して考えれば・・・1ですね。
3は絶対ないです。今振り返ってみても、A社の仕事とB社の仕事は、完全にとはいわないけどほとんどリンクしていませんでした。(結果的にこれが有難かったのですがね)
B社は決して有名ではないので2はあるかもしれませんが、やっぱり1かな。

みんなが流行り分野に行けるわけではない!

と、いうわけで無事に?1回目の転職活動が終わりました。学んだこととしては、やっぱり「中途採用の募集要項は狭い」ということです。
今まさに技術者として活躍されている皆様?は、いろいろな分野でお仕事をされていると思いますが、中には世間的にもう廃れてしまった分野に所属している場合もあるかと思います。
しかも、廃れていることは社内にいると気づきにくいもので、ワタクシもお恥ずかしながら1回目の転職活動をして初めて「こんなに廃れていたのか」と実感したのです。仕事が楽しくて一生この職場にいたい、というならそれほど気にする必要はないのですが、廃れた分野で何十年も仕事を続けるのは、それこそいざという時に無職になるリスクが高いです。会社では、不要になった部門の社員を他の部門で引き受けたりすることも多いのですが、「世間的に廃れている」ということは「社内の他部門でも不要」ってことに注意してください。

「じゃあどうすればいいんだ?」と言いたいところかもしれません。新卒の配属なんて会社が勝手に決めますから、優秀な若手人材を廃れた分野に放り込んでしまい、放り込まれたほうに拒否権はない、ってケースもあります。
そうなったとしても、もちろん目の前の仕事は一生懸命やるべきなのですが、若い方は常にトレンドにアンテナをはり、積極的に他分野の知識も吸収していきましょう。そして今やってる仕事も「よくよく考えればこっちのアツい分野に活かせそうだ」なんて考えながら仕事していけばより楽しいし、いざ転職、となったときにも慌てにくいかと思います。

さて次回は、一転してスイスイ進んだ2回目の転職の分析です。



はっぴぃ理系らいふ、いぇい
ヽ(・ε・)人(・ε・)ノ キミモナカマニナロウゼ
   

【文責 べじぱみゅ】