電話ボックス

興味があったとしても・・・
 

前回の投稿で挙げた、力学に入っていけない理由の

理由②:物理の世界が「もしもボックス」であることを明示していない
理由➂:生徒のなかにすでに形成された「誤解」についてケアしていない


について、これからお話ししていきます。
この②と➂は互いにリンクしていて「②のせいで➂が問題になる」という状態です。
ですから、まずは②についてお話します。

いきなりゲームオーバー? 

例えばボールを投げる場面を考えてみましょう。当たり前ですが 

強く投げれば速く、遠くまで飛ぶ。
弱く投げれば遅く飛び、近くで落ちてしまう。
 

これに異論がある人はいないと思います。
そして物理の理論を「ちゃんと」適用しても、これは正しいです。
このぐらいの「なんとなく」の段階では問題はないのです。

しかし

具体的に、ある力で投げたときに、どのくらいの速さで、何メートル先まで飛ぶか 

をちゃんと考えようとすると、ちょっと困ったことになります。

投げられて、手から離れたボールにどんな「力」が働いているか、を考えてみましょう。
重力は当然として、まわりの空気抵抗もあり(しかもボールが回転しているとさらにやっかい)、も吹いているかもしれません。
ちょっと考えただけで複数の力があり、いきなりこれらを全部考えようとするとすると

複雑すぎてニッチもサッチもいかない

という状況になります。

もちろん、大学以降で習う難しい物理の理論を使って、さらに「スーパーコンピューター」なんかを駆使すれば解決します。
空気抵抗やらボールの回転やら、あらゆる効果をとりこんで「正確な軌道」を計算することができます。

でもそんなの、物理を始めたばっかりのか弱い高校生にできるわけがない。
せっかく物理をやる気になったとしても、「ボールを投げる」という、それなりに身近なテーマを考えるだけでいきなりゲームオーバーになってしまうわけです。

じゃあ、物理は諦めるしかないのか!?


はっぴぃ理系らいふ、いぇい
ヽ(・ε・)人(・ε・)ノ キミモナカマニナロウゼ
   
【文責 べじぱみゅ】

次回予告 

次回、
物理って結局「センス」なんでしょ?(5)   は12月12日 AM7:00公開予定!!
こちらから!! 
公開され次第、リンクがつながります。