給与明細
引っ張ったモノはどうなる?

前回、モノを引っ張る実験をして「なんとなくだんだん速くなる」という結果が得られました。
「なんとなく」だとダメなので、具体的にどういう状況なのか調べましょう。
それぞれの時間における位置を、グラフに書いてみましょう!

実験結果+グラフ

こんな感じです。
このグラフ実は、2次関数になっています。
式で書くと

x=t2


こんな感じです。(xは位置、tは時間)
位置が時間の2乗に比例しています。
はじめの点から見ると、1秒後には1メートル先にいて、
2秒後には4メートル先にいて、3秒後には9メートル先にいる、という感じです。

ついに登場します。ここは「なぜ?」禁止です!
この実験結果は、これまでに偉い人がさんざん調べていまして、今更高校生が疑うところではありません。

とにかく、

何かモノを一定の力で引っ張り続けると、位置は時間の2次関数になります。

これには理由はありません。
神様がそう決めたから、とでも言うしかありません。お願いだから信じてください。

使いにくい真理?

というわけで、この

一定の力で引っ張ると位置は時間の2次関数になる

究極の真理として定め、ここから理屈を組み立てても別にかまいません。
ただ、これだとちょっと使い勝手が悪いのです。
何かモノを押すたびに2次関数が出てくるのは、お世辞にもシンプルとは言えません。

今回の結果にコメントするだけなら、別にシンプルでなくても構いません。
しかし物理はそもそも、これから起こる現象を予測するために勉強するのです。
他のケースに当てはめようとしたときに毎回2次関数を持ち出すのは、ちょっとやりにくいです。
力がひとつならいいのですが、もうちょっと複雑なケースで力が複数あったりしたときに困ります。
2次関数を何個も足したり引いたりしたくないですよね?
なんかもっと、力の大きさと「直接」対応する量があったら便利なのです。

物理ではこういうとき、「位置が2次関数で変化」という見える結果だけで満足せず、その背後にあることを調べに行きます。


給与明細をちゃんと見よう!

前回、見えるものだけでなくその背後まで探ろう、という話をしました。
物理だと話が固くなっちゃうので、もうちょっと身近な話にしましょう。
お金。お金ならイメージしやすいと思います。
皆様が会社員でもバイトでもなんでもいいですが、今月の給料をもらう場面を想像してください。

ありがたいことに、今月はなぜか給料が多かった、としましょう。

ワタクシみたいにいい加減な人は「わ~い今月は多いぞ~」だけでもいいでしょう。
そのいい加減さのせいで管理人よめめに怒られています。
ただそれでは、来月以降の予測ができません。
生きていくためには一応「これからいくらぐらい収入が得られるのか」をある程度予想すべきでしょう。
ですから、「今月は給料が多かった」というトータルの最終結果だけ知ってもダメです。

単に残業が多かっただけなのか
何かの手当てが出たのか
基本給が上がったのか

こんな感じで、「給料が多かった」ことの「内訳」がわからないと、来月以降の給料の予測がたちません。
最終結果だけよりも「内訳」を考えるとなにかと便利なのです。
次回はこの「内訳」を考えていきましょう!


はっぴぃ理系らいふ、いぇい
ヽ(・ε・)人(・ε・)ノ キミモナカマニナロウゼ
   
【文責 べじぱみゅ】