ドカタ
「博士号」の人生への影響を考えるにあたり、まずは生きる上で基本となる人間関係についてお話していきます。


同期とはタメ語?

前回も申し上げたように、ワタクシは博士課程修了後、普通の民間企業に入社しました。
民間企業では博士号を持つ人は稀なので、ほとんどの同期入社のメンバー(学士or修士卒)は必然的に自分より年下になります。
いくら自分が年が上とはいえ、あくまで同じ新入社員。
ワタクシは会う人会う人に、同期なのでタメ語で話してほしいとお願いしました。
そのほうが仲良くなれると思ったのでね。
勿論人によるのですが、ここである程度一般的な傾向が出ます。

文系卒の同期(おもに学士)
→こちらのお願いどおりタメ語で話してくる
理系卒の同期(おもに修士)
→タメ語とお願いしても敬語で話してくる

なかなか面白いと思います。
別に文系の同期が全員パリピで、理系の同期が全員コミュ障、というわけではありません。
(平均するとそういう傾向がないともいえませんがね)

詳細な理由は不明ですが、理系の修士卒で数年間を「研究室」という特殊な空間で過ごした人は、無意識のうちに「博士は偉い」みたいな感覚を持ってしまうのかもしれません。
ちなみに、これまた稀にいる「高専」卒の同期はタメ語で来たりします。
なのでやはり、「理系」であることよりも「研究室」の経験が本質的に効いているのかもしれません。
会社では同期の存在はなにかと重要です。
転職して「同期」という存在がいなくなったことで改めて感じます。
博士卒で普通の民間企業に入るときは、同期との交流について思いをめぐらせておきましょう。


「ドカタ」の皆さまとは?

製造業の場合、会社には大卒・院卒の人以外にも製造ラインで働く方や、修理などの業務をされている高卒の方がいます。
彼らは工業高校卒であることが多いです。
そんな彼らとも、仕事上絡むことがけっこうありました。
そのとき「博士号」は全く影響しません。
なぜなら工業高校卒の方々は「修士」「博士」というものをそもそも知らないからです。

ただ「大学名」は(悪い意味で?)けっこう影響します。
東大卒の同期は「君はこれまで苦労してないんだろうけどね」的なイヤミを言われていました。
一方ワタクシは、アンサイクロペディアで有名な記事(このページやたら重いので注意!)と同じ状況に遭遇しました。
工業高校卒の先輩社員に大学を聞かれ「東工大」と答えると

「オレも工業高校卒なんだよ」

と言われました。
学生時代、初めて例のアンサイクロペディアの記事を読んだときにはただのネタだと思いましたが、実際に存在するのです。
言われたときは「これアンサイクロのやつだ!」と感動して震えました。

というわけでドカタの方々と交流する際、「博士号」は影響しません。


少しずつイメージが沸いてきたでしょうか?
次回はもうちょっとビジネスライクなお話しを。



はっぴぃ理系らいふ、いぇい
ヽ(・ε・)人(・ε・)ノ キミモナカマニナロウゼ
   

【文責 べじぱみゅ】